この絵本は「クリスマスの三つのおくりもの」というタイトルの、
林 明子作品ミニ絵本3巻セットの中の1冊です。
この絵本セット、いつもお世話になっている読み聞かせの先輩に
クリスマス☆プレゼントとして頂いたのですが、
とっても気の利いた素敵な贈り物だなあ♪、と感動しました!
クリスマスに絵本のプレゼントを考えていらっしゃる方、
一度 図書館で手にとって中身をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、この3巻のタイトルは 以下の通りです。
★ふたつのいちご
★サンタクロースとれいちゃん
★ズボンのクリスマス
れいちゃん・もっくん・かすみちゃんの3人きょうだいのうち、
「ふたつのいちご」は、かすみちゃんが主人公のお話です。
「サンタクロースとれいちゃん」では(言うまでもなく)れいちゃん、
「ズボンのクリスマス」では、もっくんが主人公です。
お母さんがクリスマスケーキを作ってくれたのですが、
イチゴが3つしか手に入りませんでした。
子供たち3人の分はあるけれど、お父さんとお母さんの分がない…。
かすみちゃんは前にイチゴがなっていた場所を思い出して
森の中に行ってみると、そこで うさぎの子供と出会います。
うさぎが落としたイチゴを(欲しいのを我慢して)持ち帰らず、
自分のハンカチにのせて持ち帰りやすいようにしてあげたり、
うさぎのお母さんがハンカチを借りたお礼を言いながら
温かくて甘いお茶をいれてくれたり、
そうそう、お土産にイチゴを2つくれたり…
かすみちゃんもウサギも、登場人物双方の温かい思いやりに
心が温かくなる作品です♪