皆がよく知っている「桃太郎」を、皆がよく知らない謎の自称☆宇宙人が、元気一杯に描くお目出度い一冊。
ギャグ漫画家:漫☆画太郎といえば、「少年ジャンプ」連載の「珍遊記」などで(私たちの世代は)有名だ。下品なギャグ漫画ランキングがあったら、けっこういい成績を残してくれそうな、期待の作家として強烈に印象に残っている。
だから、「ももたろう」といってもトラウマになりそうなパロディーじゃなかろうかと思っていたが、意外と正統派(の展開)。
話の筋は大きく変えないで、何度読んでも面白い絵になっている。
登場人物全員がテンションが高く、全力で生きている。
特におばあさんが、強烈だ。日本の女は強いのだ。
暗い気持ちになったら、是非ともページを開けて、ゲラゲラ笑って、元気になれそうだ。きっと作者は、子どもたちに笑いが足らないことを憂いて、元気を出せ出せと応援してくれているのに違いない。
詳細は、ぜひ本を買って読んでみて体験してください。