バレリー・ゴルバチョフの絵だったので読んだのですが、この絵本は、文句なしにストーリーが最高です。
作者のサンドラ・ホーニングは、父が町の郵便局員で、家族全員が手紙をもらうことと、「ぎゅっ」が大好きとのこと。
そういう背景がないと、なかなかこのストーリーに辿りつかないと思いました。
お話は、コブタくんがおばあちゃんへの手紙に、「ぎゅっ」も一緒に送ってと郵便局の窓口で頼むところから始まります。
その思いはリレーされて、無事おばあちゃんのところへ届くのですが、そのリレーをする動物達もみんな幸せな気分になるのです。
純粋な気持ちにも打たれますが、誰かのためにやることの素晴らしさも教えてくれる気がします。
絵本に相応しい本当に素敵は話なので、是非オススメします。