好奇心いっぱいのゆきだるまくん。
スキー板をはいて滑り出してしまいます。
それからは、どんどんどんどん、町や海やそれからどんでもないところまで行ってしまいます。
スピード感のある絵で、最後まで息つく暇もなく、引き込まれていきます。
淡い黄色の背景が、ページをめくると、あざやかなブルーに変わります。
ゆきだるまくんの胸の高まりを表しているように思えます。
こちらまで、どきどきしてきます。
巻き込まれたくまとの関係もおもしろいです。
くまの存在がスパイスになっています。
これから、児童書に移っていく子どもたちにぴったりです。
こんな本をたくさん読んで、本の好きな子どもたちが増えたらいいなあと思いました。