このえほんは、実際にいた有名な彫刻家・ドガと、
彫刻のモデルになった少女とのものがたり。
ドガが生きた時代のことや、ドガが描いた実際の絵が、
あちこちにちりばめられて、
ドガがどういう人物かが、興味深く描かれています。
実際にある彫刻『14才の小さな踊り子』が、
どうしてできたか・・・
当時のことを本当に見ていたかのように、物語が進んでいって、
引き込まれていきました。
その人物を知ると、親しみがでてきて、
その人物が描く絵や彫刻に、すごく興味がわいてきます。
画家の人物像。画家が描く絵や彫刻。
それぞれの物語があり、とても興味深い。
この他にも、『アーティストシリーズ』として、
ゴッホやモネ、ピカソなどの絵本もあるようなので、
機会があれば読んでみたいと思います。