冬から春に移り変わる頃に読むと雰囲気ぴったりです。
山のふもとの一軒家に住むうめばあさんは一人暮らしなのです。
寒がりのうめばあさんは、ある冬、あまりの寒さに、毛糸でセーターを編もうとします。
家のあちこちから見つけてきた毛糸をつなぎ合わせて、やっと編み上げた肩掛けは、
それぞれの毛糸に込められた思い出を蘇らせるのです。
しかも、懐かしい人々とのおしゃべりもできたのです!
でも、春が来て暖かくなると、その声は消えてしまうのですね。
冬のアイテム、毛糸玉の造形が素敵でした。
心がほっこり温かくなると思います。