語り手・クイン少年が、地球ってこんなところなんだよって、宇宙のどこかにいる友だちに向けて手紙を送ります。
それがこの絵本です。
少年らしい目線で、地球に暮らす世界各国の人々のことをグローバルに伝えてくれています。
コロナ禍、家で過ごすことも多く、近場であっても、他の土地へ行ったり、旅行したりすることが難しい時代になってしまった今、
こういう作品を通じて、改めて地球のこと、他の場所で暮らしている人々のことについて、家族で読んでみるのもいいなぁと、思いました。
各ページの絵がとても凝っていて、作者の強い思いが伝わってきました。
作者の後書きを読むと、この作品にどんな想いを寄せていたのか、よくわかります。
高学年以上なら理解できると思うので、ぜひ、後書きまで読んでほしいです。