「くまのコールテンくん」の続編。つい最近、図書館で同じシリーズを娘が見つけたことから、こちらも“原点に返る”つもりで借りてきました。この作品の後に出た本は、“原案 ドン・フリーマン”ということで、絵は変わってしまっていたのですが、やはりフリーマンの絵は、線も色も素朴で、温かみがありますね。アニメチックなものもかわいいけれど、他のキャラクターとあまり見分けがつかないような絵になってしまうのは、寂しい気がしました。
お話も骨組みがしっかりしていて、ハラハラ・ドキドキ、そして、じーん・・・の楽しいものでした。ラストで、リサがコールテンくん(コーちゃん)と鼻をくっつけあっているシーンを見て、娘も私の鼻にぷよぷよっと自分の鼻を押し当ててきました。
(編集部注:洋書版「A pocket for Corduroy」に寄せられたレビューです。)