それぞれ愉快な作風の、おおなり修司さんと、丸山誠司さんの作品ですから、ワクワクしてしまいました。
しかも、たぬきがおまじない?
表紙絵の何とも言えないたぬきの笑みが意味深です。
冒頭早々、「た」抜きの言葉遊びということが明らかになります。
なるほど、おまじないというネーミングがお見事です。
さて、いきなり「たか」が現れて、おまじないで「か」にする様は、まさしくあっぱれです。
そこから、物語仕立てで、次々と「た」抜きが繰り広げられ、しかもドラマティック。
後半は、進化したおまじないが斬新!と感嘆したのもつかの間、見事なオチに、関西人としては満足満足。
幼稚園児くらいから、言葉遊びで盛り上がりそうです。