まず表紙に目が留まりました。
まるでおつきさまが夜空で輝いているように表紙がきらきらしていました。優しい絵の雰囲気とそのきらきらから、私好みの絵本に違いないと(笑)手に取りました。
中には思ったとおり、きれいで優しくかわいい絵がひろがっていました。
お話は・・・ある雪の晩、空からお月様が降りてきてしまいます。近所の人たちは空へ戻そうとしますが、それでも降りてきてしまいます。なぜって・・・夜空は暗くてさびしかったから。心優しい男の子『アタ』はなんとかお月様を空に戻してあげようとあの手この手をつくしますが・・・
お話と絵がマッチしていると思います。
それに字がおひさまの光の動きに合わせて書いてあったりして、それがまた一段とこの物語を盛り上げているような気がします。温かな雰囲気が伝わってくるとでもいいましょうか。
息子もこの絵本が好きなようで、読んであげた後の顔はとても優しく微笑んでいます。少し寒くなってきたこの時期に、心温かくしてくれる絵本でした。