何の気なしに読んだ絵本でしたが、シリーズ化されていました。
刊行されているものだけで35冊あり、調べてみると超人気シリーズとのこと。
絵本の世界は奥が深いです。
この「コロちゃん」の絵本を誕生させたのは、イギリス生まれの人気作家エリック・ヒル。
1980年に、長男クリストファーのために作った子犬の話を元に作られた『Where’s Spot?』(「コロちゃんはどこ?」)がすぐに大評判ととなり、シリーズ化され全世界に広まりました。
「コロちゃん」の絵本は全世界100カ国以上で出版され、現在の売り上げ数は何とおよそ5千万部。
世界中の子どもたちに愛されていることになります。
特にイギリスでは「コロちゃん」のアニメのTV番組もあり、誰もが知っているキャラクターの1つと言ってよいとのこと。
この作品は、1987年のもの。
主人公のコロちゃんとパパと、農場で動物の赤ちゃんを探すというストーリー。
動物たちが、すべてしかけの中に隠れているのが良いのでしょう。
最初は、コロちゃんとパパしかいないのですが、しかけを捲ると動物が登場しますが、前半では子供は見つからないという展開です。
それを、何回か繰り返すと、最後には赤ちゃんを発見してめでたしというもの。
とてもシンプルなのですが、その分、分かり易くてファーストブックとして人気がでるのも頷けます。
こんなに太い足の犬のキャラクターは見たことがなく、可愛らしさには一寸疑問もあるのですが、そのバランスがかえって人気の秘密なのかも知れません。
記念すべき第1弾の「コロちゃんはどこ?」も読んでみたくなりました。