娘が2歳半になったころ、本屋さんで「これよんでぇ〜」と持ってきたのがこの絵本との出会い。
表紙がいかにも『怖いおはなし』っぽかったので、低〜い声で読むことに。
黒いマントに黒い帽子をかぶった三人組の男たち、職業は泥棒。
目的もなく金銀財宝を盗んで貯めていました。
ところがある時、さらってきた一人の女の子の純粋な言葉に、われにかえります。そしてそこから、生活は一変。
お城を買い、そこに街中の捨て子を住まわせてあげます。
やがてお城の周りは城下町となり、捨て子たちが結婚し、子供を作り、村ができ・・・
ラストまで読んで、やっと題名の意味がわかりました。
一人の女の子の言葉だけで改心しちゃうなんて、本当は真面目な三人なんだろうなぁ。
彼らこそが純粋。
そして怖い本があまり好きではない娘がどうしてこの絵本を持ってきたのか、最初は不思議でしたが、読み終えてから改めてこの表紙を見るととっても魅力的に感じます。