「なにがすてきなんだろうね。」という事から、読み始めました。
前半は、黒マントに黒ぼうしの三にんぐみのどろぼうの残虐なシーンが続きました。
「どこがすてきなの」という娘の怒りに同感しながら、後半を読み進めて行きました。
ある日、さらってきた子供に、宝物の使い道をきかれます。
三にんは、考えた末に今度は、子供達を連れてきます。すてごやみなしごたちです。
何を始めるのかと思ったら、宝物で、すてきなお城を買ってみんなで暮らすのです。
そして、お城の周りには家が立ち、村ができ、どんどんおおきくなっていきました。
すてきな三にんぐみのどろぼうのおかげで、すてごやみなしごたちは、幸せに。
そして、そのすてきな三にんを忘れないようにみっつの高い塔を建てました。
「さんにんに、そっくりだね。」
絵を見て、娘はいいました。
前半、こわかったからどうなるかと思いましたが、最後にきてほっとした感じがしました。
ちょっとしたきっかけで、悪い人がいい人になったり、いい人が悪い人になったり。
だから、どんな人と出会うかによって、人生変わるものだなって思います。
また、変われるんだなって思います。