訳文が、詩みたいなんですね。
きれいな絵と、淡々と、しかし歌うような文が流れていくのが、とても心地よいです。
くろい帽子に、くろいマントのさんにんぐみ。
こわーいどろぼうさまがある日おそった馬車の中にいたのは、たったひとりの女の子、みなしごのティファニーちゃんだけ。
隠れ家に連れて行かれたティファニーちゃんは、たからのやまを見つけて、
「まぁぁ、これ、どうするの?」
さんにんぐみは、それまでは、財宝をどうするつもりもなかったもので、はじめて相談するのです。
何度も読み返したくなる本だと思います。