娘にはまだ難しいので、私が読みました。
おもしろいと思ったのは、羽衣を見つけた妻が、子ども2人を連れてさっさと天に帰ってしまったところです。
しかも夫宛ての置き手紙には「私と子どもが恋しくば、天にのぼってきてくだされ」と書いてありましたが、妻は夫が本当に天に来るとは思っていなかったようです。
天にのぼってくるほどの夫の愛情に気づいた妻は、天では夫の手助けをします。しかし、最後は妻の言うことを聞かなかったばかりに水に流されてしまいます。
この最後の場面で、妻は夫に月に一度は会ってほしいと言いますが、夫は聞き間違えて年に一度会うことになったそうです。まったく男っていうのは、昔から女の言うことをきいていないんだなぁ、女の気持ちがわかってないなぁ、と思いました。
現代の夫婦関係にも通じるものがあっておもしろかったです。