ポリーを食べようと狙うオオカミは、次々と秘策をひねり出すのですが、なんだかポリーに軽くあしらわれ続けます。
食べようとしているポリーと仲良く見えるのは、あまりにオオカミがポリーにあれこれと話しかけるからでしょうか。
とにかく面白いのですが、最終巻だということで残念。
ストーさんが考えるバリエーションにはまだまだ発展性があるように思うのですが。
それにしても、現実と夢が識別できないオオカミさん、ポリーが思いのままになるという魔法の薬を本気で探し続けるオオカミさん、自ら掘った落とし穴に落ちてみせるオオカミさん、ポリーと同じ遠足バスにのって”ハイジャック“しようとするどう考えてもまぬけなオオカミさん、自ら怪しまれないように整形しようとするオオカミさんと、憎めないオオカミさんが次々登場するこの巻は、発想と展開が飛びぬけています。