後書きを読むと、この作者はアメリカに住んでいた作家ということくらいしかわかっていない不思議な人らしいです。
この手の児童書だと、動物たちのしい折々の暮らし方が見えるような内容のものが多いですが、この作品は4つのお話からなっているのに真冬から春になりかけている1時期しか描かれていませんでした。
なので、できればこの作品は寒い時期に読むほうが雰囲気がつかめると思います。
最後にモグラとトガリネズミとハツカネズミたちが大好きだった、近所に住んでいるらしいハタネズミのおばあちゃんは(たぶん老衰で)死んでしまうんです。
そして、この物語にはモグラとトガリネズミとハツカネズミ、それにハタネズミのおばあちゃんしか出てこないので、
お芝居とかにするには簡単そうだな〜と、思いました。
掛川恭子さんの邦訳が読みやすく優しい響きを持っているので、寝入りばなに4,5歳くらいから小学校低学年のお子さんたちに読んであげてはいかがでしょうか?