「うろおぼえ一家」は、お父さんもお母さんも、お兄さんも弟も妹も「うろおぼえ」。そんな一家がお買い物に行こうとするのだから、絶対うまくいくはずがありません。
行く先々で「しかくいものだった?」「おもいものだった?」と、町の人々を巻き込んで連想ゲームのようになってしまうところがこの絵本のおもしろさです。皆さんは、「うろおぼえ一家」のうろ覚えのヒントから正しい買い物の品を導き出せるでしょうか。
でも最後には、幸せそうな一家の姿に「このままでも大丈夫」と思えてしまうところが素敵です。こんなふうにのんきで、おおらかな生き方があってもいいのかも!?