大学生の時、ゼミで発表した作品です。
絵が荒井良二さんということでどんな絵本になっているのか興味がありました。
読んでいて大学生の頃、この作品についてよく調べたことを思い出しました。
「白象」、インドでは象は神聖な動物で、この象は白いということで希少性を表しているとか、賢治が資本主義や搾取社会を批判的に見ていたというようなことです。
宮澤賢治というといろいろな作品がありますが、この作品は解釈が難しい作品だと思います。
終わり方も「あれこの一文はなに?」というようなこともあり、今読んでも難しいなあと思いました。
白象を助けに仲間の象が向かっていく場面はとても迫力を感じました。赤が効果的に使われていて印象に残りました。