2007年3月に、石井桃子さんが100歳の誕生日を迎えるにあたり、この絵本が
数量限定で復刊されたとの事で読んでみたくなり
購入しました。
あざらしやかもめ、うさぎ、馬などたくさんの動物たちが登場します。
動物の子供たちが眠るときは、誰も子守唄を歌ってくれませんでしたが、人間の赤ちゃんだけは、お父さん、お母さんから「ねんねんよう」と子守唄を歌ってもらうというシンプルな内容です。
なるほどー!子守唄は、人間だけの特別なものなんですねー。
私も息子が赤ちゃんの頃から毎晩、子守唄を歌っています。曲は、子守唄や私の好きな歌をハミングで。
子供は子守唄、好きみたいで、唄ってあげるとまもなく眠りについてくれます。歌っている私も優しい気持ちになるから
不思議です。
この絵本を読んで子守唄の良さを再認識させてもらえました。
ただ、子守唄を歌ってもらえない動物たちが可哀想に思えてしまったのは私だけでしょうか。
動物の子供たちも何か一工夫があって、子守唄を聞きながら眠る事が出来たなんてラストだったら私的には良かったなぁとも思ってしまいます。
(人間のお母さんの子守唄が森に響き渡るとか・・・・そしたらタイトル通り「みんなのこもりうた」ですね)
1966年と40年以上も前の絵本ですが、絵、文共に古い感じはしません。数量限定の復刊のようですので読んでみたい方はお早めに手にとられてみてください。