瀬田さんの文章は、昔話にぴったり。瀬川さんもまた、たくさんの昔話の挿絵を描かれているので、お話と絵が見事にマッチしていて、昔話の雰囲気を楽しめました。娘にとっては、初めて読む日本の昔話。最初から最後まで、そして、布団に入ってからもずっと質問攻めでした!娘には不思議と映ることがたくさんあったのでしょうね。しかしながら、物語の起承転結、善悪のはっきりしている昔話のおもしろさが、娘の心にも伝わったようで、何度も繰り返し読みたがりました。そして、いじわるばあさんが、ひょうたんを切ったときに、中から飛び出してきたもの・・・これには、さすがに「虫めづる姫ぎみ」の娘も、びっくりしたようです!でも、「いじわるなおばあさんは、何にもプレゼントもらえないよねえ。」と、お話の教訓はちゃんとつかめたようでした。