新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

こしおれすずめ」 Dandelion629さんの声

こしおれすずめ 絵:瀬川 康男
再話:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\880
発行日:2009年02月
ISBN:9784834024296
評価スコア 4.77
評価ランキング 673
みんなの声 総数 21
「こしおれすずめ」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 腰の折れた雀を介抱するおばあさん。

    最初のおばあさんは、動けなくなった雀を助けたい一心で介抱しています。そこには無償の愛情が感じられます。
    おばあさんの家族(絵からすると息子一家らしい)も「もうろくしたな」と笑いながらもその笑顔に悪意は感じられず、おばあちゃんが留守の時には、家族がみんなで雀の面倒を見てくれる。愛があふれる家庭だからこそ、愛のある結末。

    昔話に定番の
    一方、隣の家は・・・
    「おなじばあさんでも、こっちはだめさ」と言う家族(こちらも息子一家の様子)。そういう関係性の中この家族は暮らしています。
    だから、腰の折れた雀が見当たらないと、自分で雀の腰を折ったりできちゃう。否、そういうおばあさんの息子だからこの前出の言葉が発せられる。

    勧善懲悪を主題としているのですが、ただただ「善を勧め、悪を懲らしめる」のではなく、善き行いができる人には温かい心が育まれている事が感じられる。
    物事の善し悪しを子どもたちに教えるのも大切だが、その前にそれを受け容れられるほどの温かい心を育てたい。
    どちらも息子を育てたのはこのおばあちゃん達(母親)なんだもの。

    投稿日:2017/07/12

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「こしおれすずめ」のみんなの声を見る

「こしおれすずめ」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / はらぺこあおむし / もこ もこもこ / そらまめくんのベッド / どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん / きんぎょがにげた / おつきさまこんばんは / こんとあき / どうぞのいす

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



ディズニークリスマス特集 本の世界に踏み出そう

みんなの声(21人)

絵本の評価(4.77)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット