自分のために買いました。
このシリーズは一目ぼれで、行ったことの或る都市はもちろん買い・・。
しかしこのイスラエルは行ったこともないし、どんな国かもかなり漠然としていたにも関わらず、つい買ってしまいました。
市場の絵のエキゾチックな喧騒が伝わってくるような絵。
白っぽい砂漠のなかにポツンと描かれた車の景色の叙情。
鮮やかな青い空。
ほんとうに1枚1枚ため息のでる美しさです。
サセックさんがこの1冊のために膨大なスケッチをし、構図を練り、
そしてできたんだろうなー・・なんて。
人を乗せたロバの表情もキュートです。
・・シリーズ全般に云えますが、愛情をもって作られた絵本です。
訳している松浦弥太郎さんの愛情も感じます。
宗教にまつわる説明が多く、こどもにはちょっと難しいかも。
大人の私もイスラエルについて何も知らなかったことに気づきました。
世界は広いな、行ってみたいな・・・そんな風な気持ちになります。
読み終わったあとキモチがふわーっと広がりました。