あの『すずの兵隊』が、少し大人の物語にアレンジされています。
アンデルセンとオペラ歌手の出逢いと失恋のエピソードが、冒頭に書かれているからでしょうか?
物語が、少し大人の書き方をされているからでしょうか?
そう言えば絵も少し大人向けに描かれています。
アンデルセン自身も顔を出しているようです。
小鬼もちょくちょく顔を出していますが、これはアンデルセンの恋を邪魔した運命を描いているのでしょうか。
すずの兵隊も踊り子も最後には燃えてしまいましたが、溶けてハート型の塊になった兵隊と、燃えつきて飾りだけを残した踊り子の距離感が、なんだか印象的でした。