アンデルセンの『雪の女王』を、ナオミ・ルイスが再話し、エロール・ル・カインが絵を添えています。
カインの絵はエキゾチックで、この童話の世界にぴったりなので、嬉しいです。
お隣同士のカイとゲルダですが、ある雪の日、カイが雪の女王にさらわれ、ゲルダが探しに行くのです。
原作にはないおばあさんの存在が、戻る場所を象徴しているようです。
雪の女王の造形、ゲルダが出会う人々の描写、幻想的な絵が印象的です。
原作の悪魔の鏡のかけらの描写は省かれていますが、
氷のかけらで「永遠」という文字を作るという課題は、そのエピソードに呼応しているようです。
長いお話ですが、雪の女王の世界を感じ取ってほしいですね。