娘が幼稚園の図書室から自分で選んで借りてきました。
可愛らしいイラストが娘好みだったし、楽しい話だと思ったのでしょう。
私自身は、この手の「名作」と呼ばれるものは、救いようのない暗さが充満していて、自分では選びません。
なので、今回は誰もが知っている話を話して聞かせるという意味でいい機会を得ました。
しかし…。
やっぱり、この世の厳しさしか表れない展開。
「誰も、マッチを買ってくれない上に馬車に轢かれて商品が売り物にならなくなった」あたりで、娘は無言に。
読み聞かせしている私も、途中から読むのが嫌になるほど苦しくなってきました。
裏テーマとも取れそうな「安楽死」の文字も脳裏によぎりました。
最後の人々の反応に至っては、あまりに勝手すぎて腹が立ってくる始末。
腹が立つのは私の感性の問題で、子供には無関係なことなので彼女にはこういう作品も含めて色々なストーリーに触れさせたいと思いました。