ちいさいタネがいろんな困難に直面しながらもそれをのりこえて、地面にまいおり、芽を出し、ちいさい草となり、やがて大きなみごとな花を咲かせます。みんなよりちいさくても一生懸命、努力すれば、必ず、最後には大きなことを成し遂げられるという人生の教訓のような絵本です。子ども向けというよりも、むしろ大人に共感できる部分がたくさんあるかもしれません。エリック・カールの鮮やかなコラージュは、とても素敵で大きな花が咲くシーンなどは、1歳の娘でも心をとらえてはなさないようでした。幅広い層に受け入れられるというのは、さすがエリック・カールですね。