セピア色のえんぴつデッサンのような挿絵に惹かれて迷わず買いました。
50年前のクリスマスイブ
「サンタなんていないのよ」
姉の言葉にショックを受けた8歳のメリーはおばあちゃんの家へ...
「これはひみつだけどね、おばあちゃんはサンタクロースのお手伝いをしているの。手伝ってくれる?」
おばあちゃんは小声で言い10ドル札をさしだして、
「一番助けが必要な人へおくりものを買っていらっしゃい」
メリーはコートを持っていないボビーの顔がうかび、
プレゼントをボビーの家の玄関に置いて身をひそめます。
ボビーのはずむ声...。
あれから50年、
おばあちゃんの本棚にあった一冊の本から落ちたものは、あのときのコートのタグ。
そこには...。
心がじんわりとあたたかくなって優しい人になりたいって思えました。
じっくりとゆっくりと読んでください。
サンタはきっといる。
クリスマスは人の心をキレイにする魔法をかけてくれる。
きっとそれが一番の贈り物なんですね。
この絵本の最終ページがまたグッとくるんです。
“あなたに神様の愛が届きますように。
あなたとあなたの家族と友達が健康でありますように。
そして、
あなたがいつまでもサンタクロースの魔法を信じることができますように。
メリー・クリスマス!”
ほぅ...ってため息でませんか?