少し前に子ども向けのお話会で聞かせてもらいました。
自分でちゃんと読んでみたくなり、図書館で借りてきました。
「きょうだい」のお話です。
ティッチと、お姉ちゃんのメアリと、お兄ちゃんのピートは目立つ色の服を着て登場しますが、背景はほとんど真っ白。きょうだいたちが使うものに関係のある景色だけがちょこちょこっと描かれていました。
余計なものが一切描かれていなので、ティッチたちの動きがすごくしっかり目に焼きつきます。
この絵本は特に、お兄ちゃんお姉ちゃんのお下がりにうんざりし、みそっかすにされることに憤慨している下のお子さん(弟や妹)たちにぜひ、読んであげたいです。
邦訳が石井桃子さんなので、とても読みやすい文章です。