グリムのお話で 出久根 育さんの絵が印象的な絵本でした
わがままな王女は12の塔に12の窓をもっていて なんでもこの窓から見つけ出すことが出来るという 不思議な窓で 見つけられた者はみんな処刑されるという恐ろしいお話しです
首をはねられた人97人
三人の兄妹があらわれ二人の兄さんは見つけられて処刑されるのです
三番目の弟は 王女と駆け引きするのです
一日だけ待ってほしい事 見つけても 2度は許してほしいこと
こんな駆け引きが 残酷な王女は聞き入れるのです(ここが おはなしのおもしろさですね。王女は この若者に恋をしたのでしょうか?)
若者はどうしたらいいか分からないのでしたが 天のたすけか
カラス 魚 キツネに出会い 命を助けてあげるのです
その代わり恩返しをしますからと約束するのです
ところが 2度見つかります
とうとう命を奪われるとき キツネは あめふらしに化けるように言うのですが・・・(この あめふらしの正体が分かりませんでした?)
キツネは駆け引きが上手で「ほんとうのかけひきを知っている」
このあとは 王女も彼に負けたと思ったのか 意地の悪かったわがままがなくなるのです
結婚します「わたしの夫は わたしよりすぐれているのだわ」信じて疑わないのです
夫を尊敬する王女 これでめでたしめでたし 人間も、自分が一番偉いと思っているうちは だめで 相手を尊敬し自分が信頼できるものをもてる方が幸せなようですね
このお話しは そんなことを言いたかったのでしょうか?
グリム童話
それにしても 殺された99人は たまりませんがね