作者は保育暦35年のベテラン先生。その作者が園長を務める保育園で、実際にあったおはなしだそうです。
途中までは先生と子どもたちが普通に「おおかみと7匹のこやぎ」ごっこ。ところが一人が「わんわん」と言ったところから、思わぬ展開になっていきます。
おおかみがこやぎの声に惑わされて、行ったり来たり行ったり来たりする様子に、思わずくすくす。すっかりくたびれてしまって昼寝してしまうんですから。
そこからさらにおはなしは急展開。
思いもよらないラストは、とっても羨ましいものでした。
子どもの発想って本当におもしろい。そしてそれに付き合って、というか子ども以上に楽しんでくれる先生がいる保育園なんて素晴らしいですね。
カラフルな絵もおはなしも可愛らしい絵本でした。