所属している読み語り研究会のメンバーが、中学校で読み語りして大反響だった作品。
次の日、男子生徒たちが「あの絵本、怖かったよなあ!」と感想を分かち合いながら
登校していたそうです。
谷川俊太郎さんの文章の写真絵本ですが、少し覚悟がいります。
表紙から、その雰囲気が伝わってきます。
6歳の「わたし」と、等身大の日本人形の「なおみ」。
「わたし」のモノローグと幻想的なアングルの写真が続きます。
一緒に絵本を読み、眠るくらいの二人の関係がある日・・・。
大人の私ですら、ドキッと衝撃的です。
時の止まった人形と、成長していく少女の対比でしょうか。
いろいろなことを感じ取ってしまいます。
この作品自体の発表は1981年、27年も昔です。
ということは、この出演していた少女も今では6歳くらいの娘さんがいてもおかしくないです。
よけい、考え込んでしまいました。