お風呂上がりのはなとそらは、小さな箱が届いているのを見つけました。
その箱には二種類のパンツが入っていて、はなは水玉のパンツを、そらは虹のパンツをはきました。
箱の中身は、それだけではありません。
リスが、飛び出してきたのです。
そして、リスは二人に話し始めました。
性被害と言う、とても難しいテーマを挙げた絵本です。
読者は子どもなので、言葉を慎重に選んでいる印象があります。
それ故に、読み聞かせをしてもらった子どもたちにははっきりとは響かないかもしれません。
ですが大人にはバンバン響き、なんとかしなければという気持ちになります。
そう感じた大人は、何度も読み聞かせをしそうです。
その点で、「パンツのなかのまほう」は、性被害から子どもたちを守る、大事な第一歩の絵本だと思いました。