シマウマのシマがなくなってしまったら、ただの白馬なのでしょうか。
他人事のようにして読んでいながら、高所恐怖症のキリンが登場するまでになると考えてしまいました。
自分が自分の特性を失ってしまったら、自分ではなくなるのでしょうか。
自分が持っている個性そのものが悩みの種だったらどうすれば良いのでしょうか。
2つの悩みは別ものでありながら、アイデンティティを考えるという点では、同じ悩みかも知れません。
シマがあるからこその悩みだってあるのではないかとも思います。
自分らしさを考えるための絵本のようです。
年齢とともに老化していく自分を振り返りながら、無理なものは無理だから、どうしたらそれを受けいれられるか、そんなことも考えてしまいました。