これ程タイムリーな新作は手に取ると嬉しくなります。来年はネズミ年で、もうすぐ御正月。今が旬な絵本だと思います。餅つきの楽しさを十二分に味わえる絵本でした。一番最初の大変な準備を御爺さんと御父さんがしているところはさすがだなと思いました。子供たちもお父さん御爺さんが大活躍している背中を見てまねしたりして色々覚えていくのだなと思いました。御婆さんや御母さんは米の下ごしらえをしたりサポートしたり細やかな心配りがさすがだなと思いました。子供たちもできたての餅を丸めるのを御母さんから教えてもらったり、とても楽しい美味しい時間を過ごしているようで羨ましかったです。餅は前の晩から米を冷やかしたりあんこにするための小豆を仕込んだり時間はかかるけれどその準備も楽しい日本のスローフードだと思います。餅つきという素晴らしい日本の文化をいわむらさんのこの絵本を通して子供に伝える事が出来とても嬉しく思います。楽しい時間が流れる絵本でした。子供と旦那と餅つきをしたくなりました。