この絵本は、右からも左からも読むことができる絵本でした。
私は、まず左から読み、そのあとに右から読みました。
一つの出来事が、立場によって解釈が別れます。
タルカスやみんなの、愛する家族を失った悲しみ。
王様の、精いっぱいやったけれどうまくいかなかった悲しみ。
タルカスたちが王様の立場になって考えてみれば革命は起こらなかったかもしれないし、王様は処刑されなかったかもしれません。
でも、処刑されてしまいました。
日々、色々なところで色々なトラブルが起きています。
その当事者となった時にいったん相手の立場に立って考えてみたら、残酷な結末はいくつか減らせるかもしれないですね。