シベリアの昔話、とあります。
女の子が森で食用の草や根を採っているうちに迷子になります。
仕方なく、地面に開いた大きな穴で一夜を過ごします。
目が覚めた女の子は、親切な女の人と暮らし始めますが・・。
寒い北国シベリアでの生活が垣間見えます。
女の人の存在感が神秘的ですね。
そして、その女の人からもらったたいこの威力。
その展開がシベリアらしく、エキゾチックです。
ちょっと浦島太郎風なので、ラストへの展開が気になりましたが、
素朴な余韻でのラストに一安心。
内田莉莎子さんの丁寧な再話だけに、しっかりと子ども達に届けたいですね。