“ぐりとぐらのおきゃくさま”は、ある冬の日のおはなしです。
雪についた足あとを辿って行くと、そこは・・・あれれ?何だか見覚えがあるような。
中には誰がいるのかな?おきゃくさまは、どこにいるの?
こんなおきゃくさまなら、もちろんいつでも大歓迎!
でもやっぱり 訪ねて来てくれるとすれば、冬の“その日”・・・なのかしら。
永遠の名作、“ぐりとぐら”シリーズ。
この絵本のページからにじみ出てくる、沢山の気持ち。
おいしい、楽しい、面白い、嬉しい。ドキドキ、ハラハラ、モグモグ、ワクワク。
でも、きっと一番あふれているのは、“誰かを想う優しい気持ち”だと思います。
誰かを想う気持ちって 勉強するものではなく、日々の生活の中で、いつの間にか育ってゆくものですよね。
その気持ちは、お父さんや、お母さんや、お友達や、先生や、
それから“ぐりとぐら”のような絵本から吸収して、自分の中でどんどん膨らんでゆくのかもしれないと思いました。
心に届く絵本は、いつまでも残してほしいと思います。
それにしても、ぐりとぐらは本当に毎日が楽しそう!
寒い冬の日でも元気いっぱいのふたりを見習って、今年は久しぶりに雪合戦をしたいです。