アンガスシリーズを5冊いっぺんに読んで初めて知ったのですが、最初の3冊と後の2冊は訳者も出版社も違うのですね。瀬田貞二さんのファンですが、訳者の違い(訳文の違い)は私には気になりませんでした。
恥ずかしがりやで、しかも自分の餌さえも怖かったこわがりのベスが、アンガスと衝撃的な出会いをし、一緒に思わず元気に走り回ってしまった!という話です。こわがりを勇気を持って克服するという「頑張る」絵本でないのに、何でもできそうな気分になってしまう自然な展開です。
アンガスよりもベスに自分を投影させてしまう読者も多いかもしれませんね。