2001年のオランダの作品。
主人公の灰色ネズミのフレイシェは、とっても悲しい気持ち。
理由は、体の色が、曇り空と同じ暗い灰色だから。
そこで、フレイシュは、明るいペンキで色を塗ることにします。
でも、どんな色にしても、まわりの動物から馬鹿にされるだけなのです。
花模様にしたら、ハチに追い駆けられる始末で、悲しくてたまりません。
そんな時、フレイシュのことを、綺麗な色だと言ってくれる仲間が登場して、話は大きく展開するのです。
自分らしくあるのが一番ということを、さり気なく諭してくれる絵本です。
話に難しいところはなく、ごく自然に話しを受けとめ、感じてくれる作品だと思います。