小さいころからぐりとぐらはよく読んでいましたが
なんとなくぐりとぐらは外国のお話のように感じていました。
ぐりとぐらのファッションやデティールがとてもおしゃれで
異国の雰囲気だったからです。
今回大人になって改めて、「ぐりとぐらのかいすいよく」を読んでみて
びっくり!あれ!?景色がかなり日本的!?
三保の松原のような砂浜に、海坊主(とってもかわいらしくて
海坊主にはとても思えませんが)、そして真珠・・・。
なんだか日本的な海の様子がとってもぐりとぐらの世界に
馴染んでいるのです。
そしてレトロな(50年前は流行の最先端?)ぐりとぐらの
水着のかわいいことかわいいこと!!
ぐりとぐらが「うきぶくろ」を持って海に駆け出していくところなんて
本当にいとおしくてたまりません。
ストーリーもさることながら、ぐりとぐらが半世紀も愛されているのは
すごく普遍的な、時代も国も問わない万国共通の「かわいらしさ」なのだとおもいます。
大学時代図書館でぐりとぐらの韓国語版を見たとき、文字が
ハングルでも英語でも全然違和感がないことにびっくりでしたし、
世界中でぐりとぐらが愛されていることにも大興奮でした。
外国の子供たちは松林の海岸に異国情緒を感じていたりして・・。
なんて考えるのも楽しいです。
おばあちゃんが読んでも、ママが読んでも、子供が読んでも
「かわいい!!」と思えるぐりとぐら。
これからもずっとずっとみんなに愛されますように。