ぐりとぐらのお話が大好きだった私。今でもあの頃感じた気持ちは心の中にずーっと・・・。
ところが大好きだったはずのこのシリーズで「かいすいよく」の内容がぷっつりと頭の中から消えていました。最近絵本に興味を持ち始めた息子のために本を借りようと図書館に行ったとき、偶然この本に再会しました。
そして・・・思い出しました。あ〜そうだった。瓶が流れてくるんだった。その中には地図と手紙・・・。あのワクワク感がよみがえりました!! どうして忘れてたんだろう。手紙が入っている瓶が流れてくるなんてありえない出来事に、秘密めいたものを感じてドキドキしながら読んでたっけ。しんじゅとうだいの島とか、夜のとうだいのしんじゅの光にも・・・。この本によって私はそれからず〜っと秘密めいた本に惹かれていったんです。
去年だったか、松本幸四郎さん主演のドラマで、まさしくこの本と同じように手紙の入った瓶を海で見つけ、届けに行くって言うのをやってましたけど、そのとき、なんか昔見たような・・・小さい頃に感じた気がするワクワクドキドキ感。あ〜この本で味わってたんですね。
息子はまだ小さくて話は理解できないと思いますが、いつもこのての長さの本は1ページ目から自分で勝手に次のページにいってしまうのに、この本はじっくり聞き入っていました。さすがベストセラーの力。もう少し大きくなったらまた読んであげたいと思います。そのときはきっと私が味わったあのワクワクドキドキでとりこになってくれるはずですから。