「ソルビム1」では、お姉ちゃんのお正月のお着替えの様子でしたが、「2」ではその弟君のお着替えの様子を描いています。お姉ちゃんよりもさらに幼少の彼が、ときどき間違えながらも、お正月の晴れ着を一生懸命着ている姿が、素晴らしかったです。(とても立派でした!)
イラストもこだわりがあり、細かく美しい仕上がりになっています。
後書きに書いてありましたが、本編の主人公ジウン君が仕上げにかぶったホゴン(スカーフのような生地の兜)に刺しゅうされた漢字から、そのホゴンが母方のおじいさんからのプレゼントであること、「聡明であれ」という意味の言葉も贈られて(刺しゅうされて)いて、なんだかとても羨ましい気持ちになりました。
こういう気持ちを贈ってくれる大人が、今の日本社会にはどのくらいいるのでしょう…。
こういう絵本がもっとたくさん翻訳されることを望みます。