西村繁男さんの絵が好きで手に取りました。
沖縄の焼物工房が舞台です。
きのぼりとかげのために、「とくべつ」なプレゼントを作る男の子。
多くの器といっしょに、大きな窯で焼いてもらいます。
陶器作りの過程がとても興味ぶかいです。
西村さんの丁寧な絵で様子がよくわかります。
父さんが火を見ながら「いい火だ。くらしをつくる火だ」とつぶやきます。
沖縄は戦火によって、何もかもが焼け野原になった経験があるのです。
その後、この「いい火」が沖縄を救いました。
人々の心の希望のともし火となったのです。
きのぼりとかげに、プレゼントを作るほど平和な日。
この平和を守るのは、子どもたちですね。