「ピンクが好きって決めないで」は、別の絵本のタイトルですが、どうしてピンクと聞くと、心ざわめくのでしょう。
それは、ピンクが連想させる化粧品や「女らしさ」という、人がつちかってきた、象徴的なレッテルのせいでしょう。
だから、男がピンクを身につけるとき、何か決意表明のような重さを持つのです。
この絵本のように、何色が好きかならば、男も女も関係ありません。好きになっていけない色なんて、そもそもありません。
男らしい色、女らしい色って、その色を使われたモノが勝手に差別化しているだけですから。
この絵本、タイトルと内容がちぐはぐに思えるのは、どうしてでしょう。
考えさせられました。