梅雨の季節に「カエルもの」と思って、図書館で借りてきたものです。なんのなんの、かえるくんは、かえるらしくないというか、人間っぽいというか。なんだかやんちゃな悪がきのようです。大人の注意を引きたくて、わざと強がって見せるそんなかえるくんがかえって可愛らしく見えてしまいます。
かえるくんのクイズは奇想天外。時にはクイズを出しておきながら、答えがなかったり。思わず苦笑してしまいます。1歳の娘にはまだちょっと理解できなかったみたい。もうちょっと大きい子どもだったらかえるくんの存在を、自分のお友達のように見て、この絵本を楽しむことができるでしょうか。
最後は、「かえるはかえる」なんて、べたなオヤジギャグを残して去ってしまうかえるくん。
このラストのおかげで、ますますかえるくんが好きになってしまいました。
同じシリーズで「とまとさんやテレビくん」もあるようですね。こちらも読んでみようかなぁと思っています。