絵はゆうれいのお話がいつもおもしろい「せなけいこ」さんですが、作は「くろだかおる」さんなんですね。話の展開からしても、いつものせなけいこさんのゆうれい話のようで、とっても楽しめました。
ゆうれいって怖いイメージがあるのですが、ここに出てくるゆうれいは全然怖くないのです。人間のすいかを食べてしまって、人間におこられて「しくしく」泣いてしまってます。人間に「おれのいうことはなんでもきくんだぞ。」と家まで連れて行かれますが・・・。
そこからの展開が、すご〜くおもしろい!!
ゆうれいが、蚊を退治するように言われて「ところてんをつくるどうぐ」を用意させるのですが。「えっ?ところてん?」なんて思ってドキドキしてページをめくってしまいます。
「寒くなる青いスイカ」食べてみたいね〜って子供に言ったら、「え〜おいしくなさそうだよ」と返されました。