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おとなしいめんどり」 えほんの虫さんの声

おとなしいめんどり 作・絵:ポール・ガルドン
訳:谷川 俊太郎
出版社:童話館出版
税込価格:\1,430
発行日:1994年
ISBN:9784924938069
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 39
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  • (おはなし)
    むかし、ネコと犬とねずみと おとなしい赤いめんどりが 小さな家に住んでいました。
    ところが、ネコも犬もねずみも、いつもゴロゴロ寝ているだけ。 家の中の仕事をするのは、いつもおとなしい赤いめんどりでした。 
    ある日、めんどりが小麦のタネを見つけました。 「だれか このこむぎをまいてくれる?」
    とめんどりが聞くと、3びきとも断りました。 「こむぎを かりとってくれる?」と聞いても、みんなして「いやだね」。 その小麦を粉にするのも、おかしを焼くのも、すべてめんどり一人でやりました。 ところが、「だれか このおかしを たべる?」と聞くと、みんなが「たべる!」と声をそろえます。 けれど、めんどりは、一人でおかしを食べてしまうのでした。  働かざる者、食うべからず! そんな教訓が生きたお話です。

    (感想)
    このおとなしい赤いめんどりは、3匹の前で 「だれか このおかしを たべる?」と聞いた後、皆の前でいかに自分ひとりの働きだけで このおかしを作り上げたのか、説明した後で、パクパク食べはじめます。 しかも、皆の目の前で! おとなしくったって、やるときゃやる、っていう なかなかたくましいめんどりです。

    5歳の娘は、最初 「どうして 『だれかこのおかしをたべる?』って聞いておきながら、このめんどりは ひとりで食べちゃうの?」 と、どうにも解せないようでした。
    「だって、だれも何も手伝わなかったでしょう。 手伝いもしないで、出来上がったおかしだけ食べるだなんて、ちょっとずるいと思わない?」と言うと、なるほど、といった感じで納得してくれたみたいです。

    昔、私が小学生だった頃、この話は国語の教科書に載っていたのを覚えています。
    でも、その話では、「たべる」といった3匹に、惜しげもなく焼いたお菓子を差し出す、自己犠牲的で聖職者のような ニワトリさんでした。 
    しかし、やっぱりこのポール・ガルドン版の結末のほうが、納得がいくというものです。
    労せずして欲しいものは得られず、って子どもにも伝えたいですしね。

    投稿日:2002/08/09

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