絵本だから絵が重要なのは当然ですが、
やっぱりことばも大事だと思わせてくれます。
これは文章というより「詩」ですよね。
娘がまだ小さい時、
着替えがうまく出来なくて、
ボタンかけに手間取ってかんしゃくをおこしそうなときに、
「いちばんぼたんとおりゃんせ」
と歌いながらはめてあげると、
ご機嫌を直してニコニコしながら
がんばって自分でボタンをはめていました。
大人も子供もすっと口ずさめるような
心地よいリズムが最高です。
小さな子供でも、大きな子でも
幅広い年齢を対象に出来る本だと思います。
絵:2割 文章:10割
と書きましたが、
決して絵がだめなわけではありません。
ただ、あまりに詩のリズムのすばらしさに
押されてしまうのです。