最近、発達障害という言葉をよく聞かれるようになり、大人は以前より関心を持つようになりました。理解したかどうかは別にして。
でも、子ども同士ではそのような子をどう見ているのだろうか、ということに大人は目を向けていないように思います。私自身もそうでした。
この絵本を読んで、子どもは「あの子はこんなことが苦手でこんなときは安心するんだ」と思うくらいで、すごく特別な子だとは思っていないのかなと思いました。
子どもに特別支援学級というのがあることを知らせる絵本ですが、「とくべつ」という言葉は一度しか出てきません。何度も出てくるのは「ひまわりがっきゅう」です。
先生や大人が、その子は特別扱いしないといけないのですよと教えるから子どもはそうしそうと関わるのであって、子ども同士の友達理解のことを思うと、子どもたちへの伝え方をもっと考えないといけないなと感じました。ある意味ではどの子も皆特別ですから。
大人がにはいろんな学びがある本でしたが、子どもには前もって何も説明せずに「読んでごらん」とポンと渡すのが一番いいでしょうね。